部門紹介 リハビリテーション部

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ごあいさつ

リハビリテーション部では「地域の方々に信頼され必要とされるリハビリを構築する」を理念に総勢100名超の専門職が各部門で活動しています。
リハビリとは疾病や外傷などによって起こる、心身の様々な機能の障害を改善し、社会で生活することができるまで回復させることと言われています。
当部では疾患ごとの専門チーム(脳血管疾患、運動器疾患、呼吸器疾患、心疾患、がん、認知症、摂食・嚥下障害、NST等)の育成に努め、質の高いリハビリを入院から在宅まで幅広く提供。チームが一丸となり1日も早く疾病や外傷により失った機能を改善させ、さらには残された機能を最大限活用して家庭復帰・社会復帰を目指していきます。
リハビリテーション部長 板本直明

在宅リハビリテーションのご紹介

取り組み

365日リハビリテーションに集中できる環境

773㎡の明るく開放的なリハビリ室で多種多様な運動、活動、作業を通してのリハビリができます。
リハビリテーションセンター

リハビリテーションセンター

1周50mの歩行訓練コース

1周50mの歩行訓練コース

視覚的な情報をもとに姿勢の調整や運動学習を目的とした壁一面の鏡

視覚的な情報をもとに姿勢の調整や運動学習を目的とした壁一面の鏡

家屋評価

在宅復帰に向けて、家屋の段差や広さ等の評価を行い、身体機能と家屋環境を考慮してリハビリの内容を計画します。また、家屋環境の修正が必要な場合は、手すり等の福祉用具使用や家屋改修のアドバイスを行います。 

外出・外泊訓練

自宅や住み慣れた地域での社会復帰支援の一環として外出・外泊訓練を実施させていただいています。

福祉用具、歩行補助具の選定

福祉用具や歩行補助具、補装具を数多く揃えており、入院中から身体に合ったものを使用してもらいます。必要に応じて退院後も使用できるように実際に試用、試乗しながら評価して機器を選定していきます。

トレーニング・生活指導

退院後も自宅で継続して身体機能を維持向上できるように身体にあったトレーニング指導を行います。また、再発予防の生活指導を行います。

転院前訪問

当院に転院される患者さんの不安を取り除くこと、病院間の連携を強化してスムーズな転院に繋げることを目的に転院前に担当者が直接ご挨拶に伺います。

365日リハビリテーション・モーニング・イブニングリハビリテーション

当院では、スムーズに自宅退院を支援するために朝起きてから夜寝るまでの全ての生活をリハビリとして位置付けています。
そのため、平日だけに限らず土曜・日曜・祝日を含めた365日体制で患者さんにリハビリを提供しています。また、必要な患者さんには朝食の時間や夕食の時間にリハビリ職員が介入した食事・更衣・移動・整容などのリハビリを実施させていただいております。(モーニング・イブニングリハビリ)
 
 
 

聞き取り調査

当院では退院約1ヵ月後に安全な生活を過ごされているか、お電話にて確認させていただいています。

リハビリテーション実績 (2021年4月~2022年3月)

・質の高いリハビリテーションを提供し、重症な患者さんもたくさんお受入れしております。
・患者さんに、より早く在宅復帰して頂けるよう支援させて頂きます。
<全国平均参考資料>
 一般社団法人回復期リハビリテーション病棟協会
 回復期リハビリテーション病棟の現状と課題に関する調査報告書(2022年2月)

患者さん1人あたりのリハビリテーション提供単位数

 回復期リハビリテーションを要する状態の患者さんには、1日当たりのリハビリテーション提供単位数が平均2単位以上必要とされています。
(全国平均6.46単位)

在宅復帰率

 退院患者さん全体のうち「他の保険医療機関へ転院した方」を除いた割合。
 回復期リハビリテーション病棟入院料Ⅰ~Ⅳの算定には7割以上が求められています。(全国平均79.0%)

実績指数

 短い入院期間でどれだけ日常生活能力を高められたかを示すリハビリテーション実績。
 回復期リハビリテーション病棟1の入院料を算定するためには「40」以上が必要であり、実績指数の数値が大きいほど、リハビリテーションの効果が高いと言えます。(全国平均45.2)

平均在院日数

重症患者割合

 入院された患者さんのうち、日常生活能力が低下してる重症者(機能的自立度FIMで55点以下)の患者さんを受け入れている割合。
(全国平均39.3%)

重症患者回復率

 入院時の判定で重症であった患者さんのうち、退院時に大きく改善(入院時と比較して退院時に機能的自立度評価法FIM総得点で16点以上改善)している割合。

資格・発表

各種資格取得者

介護支援専門員:11名
回復期セラピストマネージャー:1名
がんのリハビリテーション研修会修了:10名
臨床実習指導者講習会修了:理学療法士14名、作業療法士10名
日本理学療法士協会 認定理学療法士:10名(脳卒中4名、運動器4名、循環器1名、地域2名)
日本理学療法士協会 介護予防推進リーダー:7名
日本理学療法士協会 地域ケア会議推進リーダー:7名
日本理学療法士協会 協会指定管理者(上級):1名
3学会合同呼吸療法認定士:2名
心臓リハビリテーション指導士:1名
日本体育協会公認アスレティックトレーナー:2名
フレイルトレーナー:1名
日本作業療法士協会 生活行為向上マネジメント研修修了者:14名
キャラバン・メイト養成研修修了者:2名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士:4名
失語症者向け意思疎通支援者指導者養成研修修了者:7名
社会福祉主事任用資格:1名

2022年度 研究発表

大会名、研究者名演題名
第20回日本訪問リハビリテーション協会学術大会
大下 琢也
「生活空間の拡大に向けた訪問リハビリテーション」
福井県地域連携研修会
松原 七波
「とろみ指導と後方連携によって独居生活に復帰できた症例
~嚥下障害に対して食の楽しみと安全を両立させるために考慮することとは~
第56回日本作業療法学会
大下 琢也
「調理の役割獲得に向けた訪問リハビリテーション介入」
リハビリテーション・ケア合同研究大会 苫小牧 2022
山下 佳邦
「当院回復期リハビリテーション病棟における目標設定の具体性について」
日本作業科学研究会第25回学術大会
大下 琢也
「コロナ禍における外出範囲の拡大に向けた訪問リハビリテーション」
第9回福井県作業療法学会
伊林 香織
「回復期病棟における退院支援
~作業選択意思決定ソフト(ADOC)を用いた患者様との目標共有~」
第9回福井県作業療法学会
近藤 藍
「作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)を使用した介入および効果
~『治してください』から『治します』へ~」
第9回福井県作業療法学会
吉田 ひかり
「明確な目標設定により家事動作の獲得に至った症例
~短期目標の共有による段階的アプローチ~」

2021年度 研究発表

大会名、研究者名演題名
第25回福井県理学療法士学術大会
横山 桂治
「新型コロナウイルス感染症後の 退院支援の現状報告
~回復期リハビリテーションにて~」
第25回福井県理学療法士学術大会
桑原 里奈
「パーキンソン病の影響で転倒を繰り返し,腰椎圧迫骨折を呈した症例
~日内変動に対するチームアプローチ~」
第25回福井県理学療法士学術大会
竹内 菜穂
「延髄外側梗塞にて姿勢定位障害を呈した症例の段階的アプローチ」
リハビリテーション・ケア合同研究大会 兵庫2021
高氏 涼太
「簡易角度計とセッティングシートを用いた食事姿勢の統一への取り組み」
第7回アジア太平洋作業療法学会
大下 琢也
「院内の倫理教育を発展させるためのアクションリサーチ
~作業療法士が臨床で経験する倫理的課題に対するナラティブ・ライティングの試み~」
回復期リハビリテーション病棟協会第39回研究大会in東京
山下 佳邦
「当院回復期リハビリテーション病棟における目標設定に関する現状と課題」
第19回北陸言語学術集会
加福 真那
「お茶を飲みたい!
~医療機関との連携でニーズとリスクのギャップを埋めた症例~」

2020年度 研究発表

大会名、研究者名演題名
第24回福井県理学療法士学術大会
笠島明日香
「運動負荷の設定に苦渋した外傷性脳出血患者の一症例」
第24回福井県理学療法士学術大会
半田 渉
「Th12脊髄損傷を受傷し車椅子生活で集合住宅に退院した症例
~アプローチ動作時の自宅環境調整に着目して~」
第54回日本作業療法学会
大下 琢也
「作業療法士が臨床で経験する倫理的課題と対応」
2020年度回復期リハビリテーション病棟協会研究発表会
大下 琢也
「回復期病棟において多職種で関わる運転支援のあり方の検討」
第22回日本健康支援学会年次学術大会
大下 琢也
「総合事業の通所型サービス利用自粛前後の事業対象者の健康指標の変化
~COVID-19蔓延を受けて~」
福井県地域連携研修会
板倉麻衣子
「大脳基底核変性症により構音障害を呈した一例
~家族に自分の想いを正確に伝えるために~」

2019年度 研究発表

大会名、研究者名演題名
第23回 福井県理学療法学術大会
水上 皓迪
「大腿骨頸部骨折術後の遠位部に疼痛が残存した症例
~筋緊張の緩和によって症状の改善に至った治療経験~」
第23回 福井県理学療法学術大会
有馬 忠彦
「脳卒中両側片麻痺患者の体幹機能障害に着目し、基本動作・歩行獲得を目指した一症例」
リハビリテーション・ケア合同研究大会 金沢2019
岡田志桜里
「当院回復期病棟における在宅復帰患者のFIMの傾向」
第53回 日本作業療法学会
大下 琢也
「大腿骨近位部骨折を呈した超高齢者の生活行為における自立度と目標設定」
第19回東海北陸作業療法学会
清水 雅浩
「当院におけるリハビリテーション介入時のインシデントとアクシデントの傾向と対策」
第19回東海北陸作業療法学会
小見山 稔
「当院の個浴での入浴動作傾向について
~入浴動作チェックシートの分析から~」
第8回福井県作業療法学会
笠原万里名
「病前行っていた畑作業の再開のために、環境調整を行った症例」
第8回福井県作業療法学会
安岡 千尋
「手順書と排泄チェックシートを用いてトイレ動作が自立し自宅退院が可能となった症例」
第8回福井県作業療法学会
佐分 雪乃
「退院へ向けてトイレ動作の自立を目指す症例」
第8回福井県作業療法学会
木下 美緒
「調理補助具を使って片手での調理動作獲得に繋がった症例」
第17回福井県言語聴覚学術集会
山本 真那
「前頭葉症状に対し 意識付け・再学習を行ったことにより ADLが自立した一例」
第17回福井県言語聴覚学術集会
森下 雛乃
「右被殻~視床出血により 摂食嚥下障害を呈した症例
~老老介護を支える多職種での食事支援~」
リハビリテーション・ケア合同研究大会 金沢2019
銅子 憲仁
「多職種連携による口腔ケア方法の統一を目指して

~口腔アセスメントシートの導入・運用に向けた3年間の軌跡~」

2018年度 研究発表

大会名、研修者名演題名
第6回福井県運動器理学療法研究会
慶塚 優希
「THA施行患者に対する中殿筋へのアプローチが歩容、疼痛の改善に繋がった症例」
第22回福井県理学療法学術大会
白崎 剛
「回復期病棟での日常生活で環境調整に着目して
~視覚的代償を用いて~」
第6回福井神経理学療法学術大会
坂井 陽一
「右視床出血により中等度の片麻痺を呈した症例
病識低下がある患者の独居に対して課題指向型アプローチを実施して」
回復期リハビリテーション病棟協会第33回研究大会
高田 真弓
「回復期リハビリ病棟退院患者の退院後ADL変化とサービス利用の関係」
回復期リハビリテーション病棟協会第33回研究大会
青木 拓也
「チーム医療強化に向けた当院回復期リハ病棟の取り組みと今後の課題」
回復期リハビリテーション病棟協会第33回研究大会
高氏 涼太
「網膜色素変性症による視覚障害と脳出血による後遺症がある患者の環境・退院支援」
第18回東海北陸作業療法学会
小見山 稔
「ADLチェックシートを用いたADL自立度判定基準導入に向けて」
第18回東海北陸作業療法学会
鈴木 翔大
「家事動作獲得した症例」
第18回東海北陸作業療法学会
三嶋 花奈
「更衣動作訓練の早期取り組みにより動作獲得した症例」
第22回作業科学セミナー
大下 琢也
「復職を目指した症例に対する作業療法アプローチ」
回復期リハビリテーション病棟協会第33回研究大会
大下 琢也
「当院回復期病棟に入院した大腿骨近位部骨折患者の目標設定の傾向と目標に対する実行度・満足度の推移」
3県士会合同事例検討会
西山 里奈
「脳梗塞を発症した レビー小体型認知症の一例
~自宅退院に向けた食支援~」
福井県地域連携研修会
加藤 鷹裕
「社会的行動障害等の高次脳機能障害を呈しながらも独居生活に戻った症例」
福井県地域連携研修会
堀田 拓馬
「40代の脳出血患者に対して、多職種で連携し社会復帰を目指す症例」
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〒910-0855 福井市西方1丁目2-11

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